概要
「ユニバーサル基板」は等間隔に穴が開いていて、電子部品を自由に差し込むことができる基板です。
必要な電子部品を差し込んだ後、裏面の「ランド」にはんだ付けを行って回路を作っていきます。
大量生産には全く向いていませんが、1枚~数枚ほどの回路を作るのに向いている基板です。
アマチュア工作での活用
「ユニバーサル基板」はアマチュア工作にとても便利な基板です。
なぜなら、思いついた回路を手軽に作り始めることができるからです。
必ず、在庫を持っておくようにしましょう。
種類・入手について
通販なら、入手しやすい部品です。
メーカー・ブランド・販売元
サンハヤト・秋月電子の商品・Amazonの海外品 ,etc…
・サンハヤトは基板関係の専門メーカーで、とても人気があります。
・秋月電子では数社の商品を扱っています。サンハヤトより割安なものも多く、特殊な製品も豊富に扱っておられます。
・Amazonでは格安の海外品も販売されています。質はそれなりですが、使い道によってはアリだと思います。
種類
サイズは?
・47 x 72(小さめサイズ)
・72 x 95(中ぐらいサイズ)
この2サイズ基本かな?と思います。
アマチュア工作で使いやすく、流通も多いです。
これより「大きいもの・小さいもの」、「正方形のもの・長方形のもの」、「特殊な形のもの」
なども色々市販されています。
穴のピッチ(間隔)は?
穴のピッチは「2.54mm」が基本です。(0.1インチ)
特殊な部品等を使う場合は、
「1.27mm」「2.0mm」などのピッチの基板を使うこともあります。
ランドの種類は?
(ランドとは、裏面の銅箔部分の呼び方です。)
基本は、ランドが1つ1つ独立したものです。とりあえずこれを持っておけば良いと思います。
その他に、各用途に特化して、あらかじめ特定のランドが繋がっているものも市販されています。
こちらを使うと便利な場合もあります。
材質は?
・紙フェノール(安い・普通)
・ガラスコンポジット(少々高い・少々強い)
・ガラスエポキシ(高い・強い)
雑ですが、こんな感じです。
普通の工作は「紙フェノール」で良いです。
強度や耐久性が必要な場合は、ガラス繊維系のものを選ぶと良いです。(ただし、加工が必要な場合は少々大変になります)
このほかに「フレキシブルな基板」など、特殊なものもあります。
片面? 両面?
基本は「片面基板」でOKです。
複雑な回路を組む場合は、両面のユニバーサル基板を使うこともあるかも知れません。
その他
専用用途の基板で
・ブレッドボード型ユニバーサル基板(秋月電子)
・Arduino用ユニバーサル基板
など、便利な基板も市販されています。
入手について
~通販~
・電子部品店(秋月電子・千石電商・マルツパーツ・他)
・Amazon等
・サンハヤト オンラインショップ
,etc…
~店頭販売~
・電子部品店(近くにあれば)
※ホームセンターでは、ほぼ取り扱っていませんが、
朝日電器(ELPA)の工作パーツシリーズ「プリント基板 片面 HK-PKS01H 」なら置いてあるかも知れません。
価格
47mm x 72mm サイズで
・サンハヤト \120
・秋月電子 ¥70
・Amazon格安品 ¥50 (10枚売りなどで1枚あたりの価格)
といった価格帯です。
おすすめと在庫について
僕は、
・サンハヤト 小型ユニバーサル基板(紙フェノール片面/47×72×1.6t)(ICB-288)
・サンハヤト 小型ユニバーサル基板(紙フェノール片面/72×95×1.6t)(ICB-293)
この2種類を基本として、数枚ずつ在庫しています。
その他、
・Amazonの格安基板 (47mm x 72mm)
・秋月電子の「特殊なユニバーサル基板」いろいろ
も在庫しています。
使い方
その他
・裏表反転を忘れないよう気を付けてください
・素手でランドを触って放置すると酸化することがあるので、気を付けてください。
JIS規格
JIS規格には無いと思います。
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